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■URL
http://www.fandc.co.jp/ (F&C HOMEPAGE)
http://game.suki.net/ (Gamers Life)
今、私はGamers Life創刊に向けて、多くのソフトハウスに本誌への協力のお願いをメールでしています。本来はそれぞれの会社に伺って挨拶をするべきなのでしょうが、兼業なのと経費がないものの悲しみ……ということでメールで失礼させていただいています。それでも多くのソフトハウスのみなさまから「頑張ってくださいね」とのメッセージを頂き涙ポロポロ(T_T)
そんななか、カクテル・ソフト、フェアリーテールの両ブランドを有するF&Cの井手社長からメールで御返事をいただきました。
「一度遊びに来ませんか?」
本誌の創刊も、もともとはF&Cに関する情報ページの構想(F&C Topics)が発展したものでしたので、この御返事には大喜び!F&Cは憧れの場所でもありましたから、一度挨拶がてら伺えればと思っていました。それをF&Cから……しかも、社長からおっしゃっていただけるとは(感涙)
そこで、先月30日に伺ってきました。JR高田馬場駅から徒歩3分。表通りのアクセスのいいビルにF&Cの本社はありました。
通された会議室のホワイトボードには書き込みがいっぱい……夜な夜な(?)ここで企画会議が行われているかと思うとちょっとドキドキ。さらに壁には『きゃんきゃんバニー・プルミエール2』(カクテル・ソフト)のポスターが張ってあり、プルミ2のメイン原画家のみつみ美里さんのサインが!!
欲しいぃ!とF&Cマニアの血が騒ぎつつも、なんで自社に貼ってあるポスターにサインが……と素朴な疑問もわきました(笑)
あとは会議室の脇が開発マシンの墓場と化しているのが印象的だったかな。(ほんとうにいっぱいあった……)
さて、話の内容ですが本誌の創刊に関連する話に留まらず、F&Cの作品や関連先の裏話(?)なども伺えました。ソフトの発売日に関する話など興味深かったです。が、誌面の都合により今回は詳細は省かせてもらいます。(機会があれば書きたいと思っています。)
ただ、社長から聞いたお話が心に残ったのでそれだけは紹介したいと思います。それは、いわゆる18禁法(児童買春・児童ポルノ法案とも呼ばれています)がゲームに及ぼす影響に関してお話をうかがっていた時でした。
「私たちはおいしいお酒をつくる酒屋でありたい」
毒を創っているつもりはもちろんない。おいしいお酒、いいお酒というのは、薬ともなるほどのものである。そんなお酒のような作品を作りたい、そして、創っているつもりである、そういう趣旨のお話でした。
お酒、という毒にも良薬にもなるものを上げた上での、この話というのは、この種のゲームのジャンルの微妙な点、けど、なくなってはいけないものである点(求めている人がいる点)を端的に示してはいないでしょうか?
その前後の話から、社長そしてF&Cの、仕事・作品へのこだわりを垣間見た上でそのお話を聞きました。だからこの話を最後に聞き、あぁこの人達は一流ソフトハウスとしてということ以上に、人として、そして創り手としての責任をしっかり踏まえた上で、さらに送り出した後のことまで配慮して創り、仕事をしているのだと感銘を受けたのでした。
社長の印象も、「カクテル・ソフト原画集」(ワコー出版)のインタビュープロフィールで怖い怖いを繰り替えされていたので、どんなにかと身構えていったのですが、話しやすい気さくな方でした。
……と、なんか感想文チックな上、抽象的なレポートになってしまいましたが、私としては憧れのソフトハウスだったこともあり、そうなっても仕方ないような非常に感心することばかりのF&C訪問でした。
今度はF&Cに伺った時には(またお邪魔してもいいですか?^^;;)1F&Cファンとしてではなく、本誌記者として気合をいれてレポートをお送りするので今回はここまでということで。