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F&Cファン同盟 No.56英牙
- ●ストーリー
- 舞台は、麻雀が生活の一部として定着している世界。そしてその世界における麻雀の発祥地であるノーランド王国には伝説が残されていた・・・。
- そう、ノーランド王国の空の上、遥か彼方にある二つの浮遊大陸と、その先にあるとされる理想郷。・・・そして太古にその理想郷より飛来したといわれる黄金に輝く麻雀牌、即ち、聖牌の伝説が・・・。
流れの冒険者(雀士)であるアスタと、その義理の娘であり、旅のパートナーでもあるミントは、理想郷と、そこにあるという、財宝などのうわさを聞き、その理想郷へと向かう旅に出る。
そして、その旅は、いつしか、この世界へ麻雀がもたらされた意味、それを探る旅となってゆく・・・。
- ●ゲームの流れ
- ゲームは、AVGパートと麻雀パートに分かれます。AVGパートでストーリーをすすめていくうち、麻雀パートに突入します。麻雀は四人打ちです。そして一位で終了すると、またストーリーをすすめることができます。
- 麻雀ゲームというよりは、戦闘部分として麻雀を取り入れたAVG、といった感じです。「麻雀はよく知らないから」という理由でこのゲームをやっていない人も、これを機会に麻雀を覚えるつもりでやってみるのもいいかもしれません。
- ●主観
- ストーリー自体に関してはけっこうよかったです。カクテルソフトらしいドタバタ劇などを含みつつも、要所要所でシリアスな展開や心暖まるようなシーンが入ってますから。
- 麻雀の難易度は、そんなに高くないほうだと思います。僕はこれをやった当時、麻雀についてはあまりよく知らなかったのですが、何度かやっているうちに覚えることができました。
- また、ストーリー序盤に簡単なルール説明があるのは、ルールをはっきりとは知らなかった僕にとってはありがたかったです。
不満だった点は、ストーリーを進めるためにあちこち移動を繰り返さなくてはいけないことです。特に序盤のうちなんかは次にどこに行ったらいいのかが分かりにくかったため、なかなかストーリーが進まなかったのが、煩わしく感じられました。- せっかく、麻雀を取り入れることで、一本道のシナリオのAVGにありがちな単調さを取り除いているのだから、AVGパートはもう少し、サクサク進んでもよかったような気がします。
- ●総評
- 大作とは言えませんが、そこそこ楽しめる良作だと僕は思います。
- 特に、ラストのほう、そしてエンディングは泣かせてくれる展開です。